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アトリエ通信〜アラスカ野生動物画家きむらけい〜

アラスカ野生動物画家きむらけいの日々徒然

-2015アラスカ取材手記-「JAWS生誕40周年」アラスカ版マット・フーパー博士

アラスカクック湾の海洋生物取材。
例年船酔いに悩まされ、ほとんど仕事が出来ない私。
ラッコやシャチなどの野生動物が現れてもシャッターさえ切れないのだ。

今回も毎年定宿にしているカシロフの
バンクハウスのオーナー、ポールさんがまたまた
ボートを出してハリバット(オヒョウ)釣りガイドを引き受けてくれた。

ポールさんとは15年前からお付き合いがあり
身内も身内、ほとんど兄弟みたいなものだ。

彼はS・スピルバーグ監督のJAWS(ジョーズ1975)に
海洋学者のマット・フーパー役として出演された
アカデミー賞俳優のリチャード・ドレイファス氏にそっくり。
声も目の色も同じ。笑い方まで似ている。

そのポールさんが所有するボートで海洋に出るのだから
船上のイメージは「ジョーズ」そのもの。

取材時は2015年の夏、
「ジョーズ」公開から40周年だ。

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ジョーズの役者さんのつもりで気を紛らわせ
船酔いは比較的軽い症状で何とか持ちこたえる事に成功。
少しずつ身体が船の揺れに慣れ始めた様な…。
今回は天候もよくラッコがかなり観察出来た。

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実は直前に船酔い対策として
ポールさんのバンクハウス住人の
ケイミーさんからご親切に2つの秘密兵器を頂いた。

ひとつは「ショウガキャンディー」
乗船前に服用するのがよいらしい。
現場に向う車中で5錠服用。

ふたつめは手首のツボを刺激する「リストバンド」。
これは最高のアイテムだった。
バンドの中央にボタン状の突起物が埋め込まれており
手首の内側中央(橈骨と尺骨の間)の酔い止めのツボを刺激する。
気分が悪くなった段階でボタンを押さえて指圧すると
約5分位で体調が改善される。

ポールさんは海の知識も相当なもの。
小さなGPS片手にポイントと潮を読んで、
的確に安全にボートを操る姿は
まさにジョーズのマット・フーパー博士。
彼の最もかっこいい姿がそこにある。

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ハリバット(オヒョウ)釣りは開始と同時に順調に当たりが。
この魚、当たりが来ても一呼吸間を置いてエサを送り込む必要がある。
パートナーは元気よく5本のハリバットと、
巨大なエイも釣り上げた(これはリリース)。
パートナーは船酔いに無縁なので海の上で生き生きしてる。
行きの揺れるボートの中で気持よさそうに昼寝してたぐらい。
無神経なのか…強いのか…
どちらにしろ実にうらやましい。

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軽い船酔いと戦いながら、やがて私にも待望の当たりが。
ゆっくり慎重に合わせるとズシッとした重みがロッドから伝わった。
30メートルの海底から一気に魚を引き剥がさないと
大物の場合は海底に張り付き力一杯引き上げても浮上しないらしい。
巨大なシンカーと巨大な魚を
ゴリゴリ引き上げてようやく初物をゲットした。
今回のはやや小振りでしたが
これぐらいのサイズが美味しいらしいです。

少しずつ船の揺れに慣れて来たみたいなので
これからも北の海の取材を継続していこうと思っています。

ハリバットはその後みんなで美味しくいただきました。
白身で甘い美味なる魚です。

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アラスカの豊かな海の恵みに感謝!



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羆に宣戦布告その1

ここでひとつ、
アウトドアイベント告知以外の話題を。

アラスカキーナイ半島のカシロフに
取材ベースを構えて12年。

この界隈には、
恐ろしく巨大なアラスカヒグマが住んでいるのです。

「彼」に出会ったのは2011年10月の単独アラスカ取材。
キーナイ川の姉妹リバー「カシロフ川」へ
スティールヘッド(降海型のニジマス)釣りに行った時のこと。

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上流からボートを浮かべ数キロ下流までドリフトし
所々良いポイントに立ちこんで釣るという作戦で
朝の暗いうちからガイドさんとボートに乗り込む。
冷たい空気の中、するすると進むボート。
と、ガイドさんがいきなり大声を出した。

前方約20mの岸辺に
戦車の様な馬鹿でかいブラウンベアを発見!
(アラスカヒグマ、いわゆるグリズリーに比べ体が大きく、
茶色の明るめの被毛を持つ)
大声に驚いたのか、高速で川岸の背後の崖を登って行く
巨大なブラウンベアの背中とお尻だけが視界に。

冬眠前のつやつやした見事な美しい明るい茶色の毛並みと
焦げ茶色の立派なタテガミ。
そして大木の様な後ろ足が
戦車のように薮を突進する様が目に焼き付いています。

巨大な「彼」のいた岸辺をボートが通過した直後
私は急な腹痛に襲われ、
岸に上陸し雉撃ち(野外の大用)を決行。
考える余裕も無い程の急降下。

ホッと一息つき周りを見渡すと
ブラウンベアの大きな足跡だらけ。
辺りには干涸びたサケの残骸が散乱しています。
トイレにしたその場所は
ブラウンベアの台所兼食堂だったのです!

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食堂。小動物がさらに綺麗に骨にしたのかも。

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巨大な足跡が。

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彼の台所兼食堂がある岸辺。

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スティールヘッド。

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帰国後その話をパートナーにすると
「あなた巨グマの指名手配犯になっているよ」と。

クマは噛み痕や爪痕の他に尿や糞で縄張りを主張します。
これは他の動物にも見られます。

よりにもよって巨グマの食堂で用を、
しかも大。
「ここは俺様の場所だからなっ!」と
持ち主の巨グマに主張するようなものだから
タダでは済まないかも、なんて笑って言うのです。

相手は「落とし物」を強力な嗅覚で
軽々と見つけているでしょうし
ニオイも覚えているであろうと。

パートナーはそのヒグマを「デカオ」と命名しました。

「デカオ」のテリトリーのカシロフリバーから少し離れたお隣に
キングサーモン釣りで世界的に有名なキーナイリバーがあり
支流が合流しています。
この合流点にかつて私達が仕事でお世話になった
有名なフィッシングロッジがあります。

そこに勤めていた友人でもあるガイドさんに聞いた話が
なぜこんなに私が恐怖したのか…その原因の一つともなりました。

羆に宣戦布告その2へ続く


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アラスカ取材手記2014〜その3 5年後のリベンジは…〜

前回からの続き

そしてそれからもアラスカ取材に行きましたが
ついにリベンジのチャンスが訪れたのは
今年の8月のアラスカ取材。

8月13日アラスカ滞在4日目。

早朝からキーナイ川の釣りと川沿いの生態系取材。
のはずが大トラブルが発生。
ガイドさんが待ち合わせ場所に来ない。
連絡もつかない。
のでプランBを発動。
前々から狙っていた海取材のリベンジに挑戦。

車でキーナイ半島の海岸線を南下、ホーマーへ。
アラスカのシャングリラ(理想郷)と呼ばれる美しい港町。
北の海の魚介類の宝庫なのです。
またハリバット(オヒョウ)釣りのメッカで
港には沢山のチャーター会社(乗り合い船)のオフィスがあり
飛び込みで運良く正午スタートの
半日ツアーの空きが見つかりました。

5年前の悪天候時の苦い経験を参考に
車に積んで来た予備のフリース、カイロなどをザックに詰め乗船。
問題は船酔い対策。
が、海に出ることは想定しておらず酔い止め薬を持っていない。
まぁ天候が安定していれば問題ないのだが…。

ハーバーへ行くとクルーザーには20名程のゲストが出航待ち。
船長の娘さんと思われる陽気な女性のガイドさんが
笑顔で出迎えてくれる。

朝方降り続いていた雨はやみ、
太陽が顔を出す。
正午過ぎ、キラキラとした陽光のもと、
無風のナギ状態の港を出航。

青い空。
青い海。
白い山。

美しい港の風景はまさにシャングリラ(理想郷)の世界。

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約20分後に船はポイントに到着。
竿とリールはカジキ釣り用くらいの大きさで
シンカーも手のひらサイズとかなり大きめ。
ところが透明度の高いこの海に仕掛けを投入すると
とてつもなく重い仕掛けがあっけなく流されて行く。
相変わらず潮流が早い。

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開始早々に私に当たりが来た。
強い引き込みがあったので合わせようとするが
仕掛けが重くて竿を持ち上げられない。

ひたすらきりきりぎりぎりとリールを巻くが
強い海流と重い仕掛けに悪戦苦闘。
ようやく仕掛けが見えて来たが掛かっているはずの魚がいない!
エサだけ取って逃げられたのだ…。
タックルと仕掛けが重過ぎてリールを巻き上げている時に
魚が離れても気付かない。

間もなく船長からゲスト全員に仕掛けを回収する指示。
当たりが少ないので沖合に移動するらしい。

「さっきから肘が痛いので天候が急変するよ」とパートナー。
彼女は気圧が下がると古傷がある肘が痛むのです。
気圧計を装備しているようなもの。

これまでにも山間部で
彼女のこの助言に随分助けられましたが
晴天&べた凪の状況でそんな事を言われてもピンと来ない私。
何よりそんな事は起こって欲しくない。

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ところが10分もすると空模様が変わり
風が出始めて荒波が立ち始めました。

次のポイントに到着した20分後には
どんよりした雲から雨が降りそそぎ海面は大波の連続攻撃。
天使のように優しかった海が悪魔に豹変。

エンジンを停止しアンカーを打ち込むと
ボートがいきなりぐらり!と30度程傾く。

目が回り一気に船酔い発症。
すぐにトイレに駆け込んで連続で3回リバース。
胃の中がからっぽになり、キャビンでダウン。
大げさな話私にとって今の状況は
そう、ベーリング海のカニ工船の世界。
キャビンの窓から楽しそうに釣りをしている
パートナーをぼんやり眺める。
なんで彼女は平気なんだろうか。

船底にベッドが4つあるからそこで休みなさい、と船長。
優しいお言葉にありがたく倒れ込み廃人となりました。
胃の中には何も無いのに相変わらず気持悪い。
やがて疲労感が高まり意識が遠のいて行く。
「きぃ〜むらく〜ん、ひちゃちぶり〜」
冷海の悪魔の声を聞いた気がしました。

釣りが終了しパートナーに起こされるまで船底で気絶。
魚の食いが悪い中ツアー客全員に釣らせる為に
ガイドさんと船長さんは2時間残業したらしい。
パートナーは終止平気でご機嫌にハリバット釣りを堪能。
船酔いに苦しむ私と同じく
ご親切に酔い止めの薬をくださった
もう一人の船酔いのゲスト以外のメンバーは
全てハリバットを釣り上げ
ハッピーなツアーは大盛況で終了したのでした。

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この海の色…同じ海とは思えない…。

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前回のリベンジならず。

次回行くのかって?
実は行きたいのです。
でも迷惑をかけてしまうので無理だろう、が本音。
ああ、なんとかしたいものです。
楽しい釣りと美しい海ですから。

[ アラスカクック湾取材で観測した動物 ]
ザトウクジラ
シャチ
ラッコ
シロイルカ
サンドヒルクロウ
ハクトウワシ



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アラスカ取材手記〜その2 冷海からの帰還と誓い〜

前回からの続き

沖合に到着後、次第に寒さに強ばっていく体。
とりあえず釣りでもして動いて
寒さと船酔いから気を紛らわさねば。

同船者に薬を分けてもらい何とかリバースを回避。
でも寒気はひどくなる一方。
温かい飲物を持参してこなかった自分を呪う。
同船者達もこの状況を寒いと感じていないので
誰一人熱いコーヒーなど持ち合わせていない。

みんな凄く楽しそうにしていて
参っているのは小さな日本人一人だけ。
ポールさんはこの氷雨の中
トップにフリースを着ているだけで、平気な顔をしている。

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ビリヤード玉くらいのシンカー(重り)をつけた仕掛け。
巨大な釣り針にニシンのブツ切りをセットして海に投入。
いつも灰色に見えるこの海は予想外に透明度が高かった。
投入した重い仕掛けがびゅうううっと急速に流されるのを
のぞき込んでいると、じわじわ、と恐怖感が湧いて来る。

「もし海に落ちたらあっと言う間に流されるなぁ…。」

ポールさんは持って来たサケのアラをブツ切りにして
寄せエサ用にせっせと海に投入し始めた。
これが臭くて臭くて、よりいっそう船酔いに拍車をかけるのだった。
うぷ。

だが釣りのカミサマは見捨てなかった?
釣り開始早々、がくんと強烈な引き込みが私の竿に。

のけぞって大きく合わせると魚がヒットした。
強い潮流を受けながら
重いシンカーと大きな魚を引き上げるのは重労働だ。
やがて体長1m位のハリバット(オヒョウ)が水面に上がり
ギャフと呼ばれる巨大なフックでエラを引っ掛けて甲板に引き上げられた。
凄く嬉しかったけれど寒いわ吐き気がするわで最悪の気分。

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それからは私も同船者も当たりがすっかり止まってしまい
小舟はシケ気味の沖合で木の葉のように
ぐるぐるとダッチロールを繰り返すだけ。

寒さと必死に戦う私にトドメを刺したのは、
愛用してきたレインパンツの裏切りだ。
縫製劣化による漏水。
冷たいを通り越して痛みすら感じる始末。

ついに全身の震えが止まらなくなり、寄港を要請。

「了解、あと15分だけ待って」とポールさん。
私と同船していたバンクハウスの住人4名のうち1名しか釣れていないので、
もう少し粘りたいらしい。
僕は運良く開始早々にハリバットを仕留め釣りの目的は達成したものの
肝心の取材は不発。

うっすらとした記憶の中で。
ボートの近くでぷかぷか浮いている何頭ものラッコ達が、
可愛い顔で潜り、また浮上し、愛想を振りまいていたような…。

「あと15分だけ待って」から約45分後に釣り終了。
岸に向って進むボートの中で私は固まったまま。
港の気温の高さに安心し、ほっとしてからの記憶がありません。
完全に完璧に失神したらしい。
気がついたのはバンクハウスの駐車場に到着した車中。
体には毛布が何枚も重ねられ
ヒーターががんがんにかかっていました。

同行者には70歳と80歳の二人のお父さんがいて、
「魚はさばいておくから、熱いシャワーを浴びて来なさい」と。
嬉しくて涙が溢れそうになるのと同時に、
申し訳なく、情けない気持で一杯。
かなり落ち込んでしまいました。

そんな気分を吹き飛ばすかの様なシェフを本業とする
ポールさんのすばらしいスペシャルハリバット料理。
美味しくて美味しくて。

翌日は前夜の食べ過ぎと疲労で丸1日部屋に引きこもり。

ただ理由は解らないけれど
もう一度行きたいと強く願う私がいました。
そう、リベンジ取材をするのだ!

そして5年後、その機会が訪れたのです。

その3に続く。

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ポールさんのリバーボート…戦いの場

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アラスカ取材手記 〜その1 体格差・体力差〜

アラスカは手付かずの大自然がどこまでも広がる大地。
野生動物を取材したくても陸路さえないこともあります。

水上飛行機をチャーターして飛ぶか
ボートをチャーターして川を遡るか…
あるいは努力して原生林を薮コギしたり。
地元のガイドさんに同行していただく必要が多々あるのです。

立派な体格のアメリカ人のガイドさん。
私達日本人と体力の差が大きいのです。

「このちょっと先にとても美しい場所があるよ」
「なに、大した距離ではないよ」
「とても簡単なトレイルさ、ハイキングだよ」

などと言われて気軽に行ってみれば丸一日のハードな行程。
中でも一番気をつけなければならないのは、着るものです。
真冬の装備でいても震えるような気温ですら
彼らはフリースを着ているだけで平気な顔をし、
雨が降ってきても私達よりかなり後になってようやく雨具を羽織ったり。

とにかくどこへ行く場合でも厳重な用意で臨まないと
こちらは大変な目にあうのです。
彼らにとってはなんてことないのでしょうけど。

徒歩の場合、彼らは私達の短い歩幅に気付いてはくれません。
「ゆっくり歩いて下さい」と主張しなければ
どんどんどんどん進んでいってしまうのです。

川を遡行する場合、長身で足の長い彼らは渡れても、
私達は浅瀬を探して大回り。
最短ルートで進めない場合がほとんどです。
川を渡ろうとして、水の勢いと深さで立ち往生。
ガイドさんにオンブしてもらって対岸にたどり着くなんてことも。

かつて。
最も過酷な状況に追い込まれ、
軽い低体温症のため気を失った事が一度だけあります。
それは2009年、単独でアラスカ取材をした5年前のこと。

いつもお世話になっているカシロフのバンクハウスのオーナー、
ポールさんに同行していただいた
キーナイ半島のクック湾に生息する
シロイルカ・シャチ・ラッコ・ザトウクジラなどの
哺乳動物の取材を兼ねた、食味の素晴らしいハリバット(オヒョウ)釣り。

「ポイントはほんの少し沖、沖合は寒いからね」
これがポールさんの説明。
時期は7月半ば、アラスカでもキーナイは北海道の釧路と同じくらいの気温。
低気圧が来ても雪にはならない。
日本(関西)の真冬の寒波が到来した場合と同じ装備で
大切な取材の相棒の一眼レフを抱え、ボートに乗り込みました。
長袖のアンダーシャツに長袖シャツ、
その上にフリースを羽織りトップにゴアテックスのレインジャケット。

ポールさんの「ポイントはほんの少し沖」は、
キーナイ半島最南端の町「ホーマー」に近い
「アンカーポイント」の沖合20kmの地点でした。
はるかかなたに霞む陸地。

そしてタイミング悪く
雨男の私らしくおなじみの低気圧がやってきました。
いやはや、沖合の氷雨がこれほどまでに強烈に体感温度を奪うとは。

海水温は真夏でも摂氏0度近く、冷たい海風と氷雨のダブルパンチ。
おまけにポールさんのボートは全長3メートル位のリバーボート。
クルーザーの場合には海面よりも高い位置にデッキがあるし、
キャビンに入れば冷たい海風と氷雨はやり過ごせるのですが。

つまり川でキングサーモンなどを釣る為に設計された小型ボートで、
冷海の20キロ沖合に出たのです。
刺す様な冷たい強風で波はうねりまくり
生涯初の強烈な船酔いに襲われました。

過酷な世界が私を待ち受けていたのです。

その2に続く。

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アラスカ ホーマーの港





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