FC2ブログ

アトリエ通信〜アラスカ野生動物画家きむらけい〜

アラスカ野生動物画家きむらけいの日々徒然

新居は古戦場

5月末に引っ越し後片付けなどの作業で忙殺され
しばらくの間、絵画の仕事もブログもお休みしていました。
もう8月ですね…。

不動産屋さんに「徒歩5分以内にコンビニや飲食店などがなく
幹線道路から離れた閑静な場所、最寄りの駅まで遠くてもOK」
とリクエストし案内された物件は田園や閑静な住宅が広がる
戦国時代の有名な古戦場の中。
「山崎の戦い(明智VS羽柴)」の明智本陣すぐ。
近くに天王山がそびえる夏でも涼しい環境です。

bIMGP2484.jpg

bIMGP2490.jpg

bIMGP2491.jpg

bIMGP2493.jpg



新居住まい初日が6/1。
6/2が私達の結婚記念日であり「本能寺の変」の日。
偶然とは言え何かに呼ばれたような…。
私もパートナーも信長公のファンなのですが。

「本能寺の変」は偉大な権力者が
最も信頼する部下に裏切られ
あっけなく討たれた日本史上最大の怪事件。

謀反の理由などは諸説ありますが
私達には思いも及ばぬ特別な理由や感情が
信長公と光秀公の間にあったのでは。

事件は突発的に発生?????

光秀公が日々深く熟慮して
計画的に謀反に及んだとは思えません。
1万人の兵隊で本能寺を包囲されるまで
信長方が気付かないのも不思議です。
近しいものですら
光秀公の謀反を誰も予想しえなかったのでは。

事件直後、岡山で毛利軍と対峙していた秀吉公が
いち早く情報を入手。
毛利軍と和睦し電光石火のごとく
5日間で近畿地方まで引き返した
高速撤退作戦の撤退作業「中国大返し」が
スムーズに出来過ぎているため
予想し得る状況下にあったかあるいは事件の黒幕、
共謀者だと唱える説もあるようです。

しかし仕事の素早さは天下一品の秀吉公。
数日間で敵の領地に要塞を建てた
「墨俣の一夜城」などの実績があり
私は撤退作業の素早さに違和感を感じません。

光秀公は羽柴軍の撤退の素早さを予想できず
6/13の「山崎の戦い」までの間に迫り来る羽柴軍に対して
戦闘準備が不充分で後手後手に回った感があります。

光秀公は「本能寺の変」の直後
畿内を平定すべく親交の深い近隣大名へ
謀反に及んだいきさつと加勢希望の旨を伝えますが
主人を裏切った謀反人のイメージに抵抗感があったのか
将来性に疑問を感じたのか、ことごとく拒絶されてしまいます。
予想もしなかった明智軍に対する不人気。

対して中国地方から驚くべき素早さで
近畿地方に舞い戻った羽柴軍の人気の高さ。

光秀公が味方になると目論んだ
畿内有力大名の大半が敵側に。

織田家における知略・武略の輝かしい実績を駆使し
山崎の地に本陣を設けた光秀公。
羽柴軍は彼の人生で最大最強の敵となり
2万人対1万人の勝ち目の無い戦が始まります。

「山崎の戦い」はたった約3時間で勝敗がつき
敗れた光秀公は本陣から約800m北に位置する勝龍寺城へ撤退。
深夜密かに近江坂本の城を目指す半ば
京都市山科区の小栗栖(おぐるす)で
落武者狩りの手にかかり、その生涯を終えます。

山崎の地で勝利した秀吉公は
天下人へ上り詰めました。
光秀公を討った後「清洲会議」を経て
柴田勝家公と戦った「賤ヶ岳の戦い」までの間
この山崎の天王山に城を築き
幸運をもたらしたこの地を愛しておられたご様子。

私達も秀吉公にあやかり運が開ければと思います。

光秀公
「時は今雨が下しる五月哉」
※本能寺の変の5日前の連歌会で詠む。
 
秀吉公
「露と置き露と消えぬるわが身かな
浪華のことは夢のまた夢」〜辞世




引っ越して間もなく三谷幸喜氏の映画「清洲会議」を観賞。
脚本が素晴らしく登場人物の役者さんのキャスティングが
自分のイメージにかなり近くて楽しめました。
大泉洋さんの羽柴秀吉公と
役所広司さんの柴田勝家公は素晴らしい。
黒田官兵衛は寺島進さんがはまり役に思えます。



スポンサーサイト



about me | コメント:0 | トラックバック:0 |

雪山ではなく北山

だいぶ更新の間が開いてしまいました。
遅くなりましたが本年もよろしくお願いいたします。

今年の目標として
アラスカの氷河地帯や高山地帯に生息する野生動物
マウンテンゴート(山岳ヤギ)や
マーモット、ライチョウなどを本格的に取材するため
元山岳部のパートナーと冬山登山のスキルアップをしようと計画。

ということでギアをいつも提供して下さる
キャラバン社から装備をお借りしいざ冬山へ。

ところが。

雨男の私。
また、やっちゃいました。
当日は大雪。
とりあえず現場近くまで様子を見に車で行ってみたものの
高速道路を降りてからますます雪が降りしきり…
命は一つしかない大事なものですから中止にしました。

sIMGP2141.jpg

せっかく借りたレンタカー。すぐに返すのも忍びないので
以前からチャンスを狙っていた
京都北山の「鹿苑寺(ろくおんじ〜通称/金閣寺)」の
雪化粧の撮影に行きました。
皆さん考えることは一緒のようで
たくさんの方々が撮影に訪れていました。
寒い中撮影した後はお抹茶をいただき満足して帰りました。

「金閣寺」は室町幕府3代将軍の足利義満公によって建立された
北山文化のシンボル。
40代以上の方には馴染み深いアニメ「一休さん」の屏風絵の虎退治のお話で
頻繁に登場した足利義満公と金閣寺を覚えておられる方も多いでしょう。
史実ではこのような両者の交流は確認されていませんが
私もこのアニメで金閣寺と義満公に親近感を持った一人です。
アニメの物語で私が曖昧ながらも強烈に記憶しているのが
義満公が一休さんに出した難題、
「金閣寺の裏にある山をこの北山山荘に移してもらいたい」
後日燃え盛る松明を手に持ってあらわれた一休さんが一言。
「あの山を北山山荘に移す為にはこの金閣寺が邪魔なので燃やしてしまいます」
おいおい。
血相を変えて飛び上がって一休さんを止めた義満公の姿に大笑いしました。

実際の義満公は南北朝を統一、室町幕府の勢力基盤を確立するなど
軍事・政治ともに卓越した指導力と政治力を発揮。
明国との貿易で得た莫大な資金力を背景に権威を高め
武家・公家・宗教勢力の全てにおいて
絶大なる影響力を掌握されたお方。

義満公が作り上げた北山文化の華やかさは
この美しい金閣寺に象徴されています。

sIMGP2144.jpg

sIMGP2145.jpg

sIMGP2162.jpg

sIMGP2173.jpg

sIMGP2172.jpg

sIMGP2179.jpg

sIMGP2178.jpg

sIMGP2182.jpg




about me | コメント:0 | トラックバック:0 |

わりと怖い、かもしれない話

稲川淳二さんの大阪市鶴見区民センターの公演準備のため、
地元鶴見区の実家に帰宅した時。
母から「あんたが来たら話してあげようと思って、こないだね…」と
いきなりとんでもない体験を聞かされた私。

昼間、母が大好きなホームドラマを一人で観ていると、
主人公が町の路上で立ち話をしているシーンが映る。
その主人公の背後に見覚えのある人物が歩いてくる。
その人は母の幼なじみだった。
エキストラで出演したか、
もしくはロケの際に偶然映ったのかと思った母。

テレビのドラマの中で
ニコニコと笑みを浮かべて歩いて来る懐かしい友人が、
どんどん主人公に近づいて来る。
やがて画面の手前の主人公のすぐ側まで接近。

母は違和感を覚え、画面に見入る。

すると友人はテレビの画面をヌゥーっとすり抜けて来て
顔だけがニコニコと微笑みながら
母に向ってスーっと飛んで来たのだ!!!

あまりの出来事に母が硬直していると、
ニコニコと微笑む友人は、
自分の側でスゥーっと消えた。

テレビを抜けてなんて、リングの貞子に似ている。
笑い顔だけで飛んで来られるのは結構怖いような。

私「………。」
母「一体なんやってんやろ。あれ。」
私「………。」
母「びっくりしたわ。」
私「……。それ、もしかして……。」
母「いや、亡くなってへんよ。」
私「………。」
母「もし亡くなってたら情報が入るから。」
私「………。」
母「ほんまに何やってんやろ。あれ。」
私「一度連絡してあげたら?」
母「いや、あまり親しくなかったし。」
私「その人、お母さんに何か伝えたい事があるんとちゃうの。」
母「いや、そんなんないって」
私「…………。」
母「ないない。大丈夫。大丈夫。」
私「…………………。」

その後、母の言っていた通り、その友人はお元気だった事が判明。
だけどこの話を自分が体験したと想像してみると
怖いと思うのは私だけでしょうか。

10月26日の稲川淳二さんの鶴見公演に参戦する母。
こんな「強敵」を怖がらせる為に、
長時間に渡り怪談をされる稲川さんは大変だなぁと思います。

本職のワイルドライフアートの展覧会で
お世話になる会場でも「出る」所があるのです。
搬入作業は夜間が多く、昼間は大勢の入場者で賑わう会場も
夜になると雰囲気がガラリ、と変わります。

人間の視界は思っている以上に広いものです。
目の端で搬入作業中の私達を見ている
居ないはずの人を捉えてしまう事がしばしばある私。

スタッフの方々が気の毒なので一切口には出しませんが、
たまにこちらが聞いてもいないのに
「ここねぇ、夜になると出るんですよ」と
真顔で教えられるなんて事も。

大勢の人が集まる場所。
いわゆる人気の高い所。

「人気」という文字は「人の気」との意だそうで。
人の気が集まる場所。
そのような場所に「見えない何か」は集まるようです。

実家のにゃんこ、ちびたん。
キミも何か見たことあるのかな?




about me | コメント:0 | トラックバック:0 |

初めに…

gsDSC03066.jpg

これから少しずつ、日々の徒然をこの場所に綴って行こうと思います。
絵やイベントの仕事、大好きな心の故郷アラスカや、趣味のフライフィッシングなどなど…。
about me | コメント:2 | トラックバック:0 |
| ホーム |