FC2ブログ

アトリエ通信〜アラスカ野生動物画家きむらけい〜

アラスカ野生動物画家きむらけいの日々徒然

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

「稲川淳二 怪談祭」無事終了!

10月26日(土)、大阪市の鶴見区民センターにて開催された
「大阪市鶴見区 秋の特別企画
稲川淳二 怪談祭」無事終了いたしました。

おかげ様でたくさんのお客様にご来場いただき
会場はほぼ満席となりました。
稲川淳二さんのファンの皆様、
鶴見区の地元の方々、
鶴見区民センターの館長様はじめスタッフの皆様
そして素晴らしい怪談ライブを講演してくださった
稲川淳二さんとスタッフの皆様方
本当にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

稲川淳二さんや稲川事務所の関係者の方々は
終了後の打ち上げで
鶴見区長や地元のスタッフの方々
(自分のように熱烈的すぎる(?)ファンを含む)の歓待に
終始笑顔で過ごされていました。

来年も怪談ライブを開催出来ればと思います。
また皆様とお会い出来ますように。



スタッフ用の青いハッピを着て
グッズ販売をお手伝いした後は
このウインドブレーカーを購入しました!

12月のOSAKA RUIDOの冬のミステリーナイトツアーには
パートナーと参戦します。


スポンサーサイト
hookjawdesignlabo. | コメント:0 | トラックバック:0 |

イカにもブラッディだったのは去年まで

先月、義弟と義弟のお父様と3人でアオリイカ釣りに行きました。

アオリイカは「エギ」というエビの様な形をしたルアーで釣ります。
エギはキャスト後、着水するとゆっくりと沈み
数秒後、2〜3回ロッドを大きくしゃくると
まるで生きたエビや小魚のようにヒラリと水面に向けて上昇、
アオリイカはこの誘いに接近してきます。
しゃくるのを止めるとエギは再び水中へ沈み
この時にアオリイカはエギに抱きつきます。
エギの下部には鋭い針が放射線状に2重構造に生えていて
軟体動物のアオリイカが一度抱きつくと逃げられない仕組み。
簡単そうで実は難しく、奥が深いこの釣りは、取り憑かれる人が多いのです。

以前義弟が釣り上げた体長20cmのアオリイカを
釣り場ですぐにまだ半透明の状態でさばいてくれました。
その味はアオリイカの刺身の概念を覆す生涯で一番の味でした。
釣り人の特権の味ですね。
家族にもこの味を体験させてあげたいので、
慎重に絞め、キンキンに冷えたクーラーで保存して持ち帰ります。

bIMGP1868.jpg

深夜3時半、日本海までロングドライブに出発し朝7時、到着。
アオリイカの警戒心が少ない早朝が勝負です。
先週末、義弟は20杯の釣果だったそうで
期待出来る状況なのですが、なにしろシーズン真っ盛り。
釣り人が多くなると警戒するようになるので
週末後の今日の釣果はあまり望めないだろうと考えていました。

一杯も釣れず、あっと言う間に2時間経過。
この日は蒸し暑く、30度近い気温の中、日陰の全くない礒や岩場で
早朝から懸命に釣り続け…体力の消耗が予想以上でした。
お父様が早々に戦線離脱、休憩を兼ねて他のポイント下見に。

今夜はパートナーの実家で両親と義弟家族と私達夫婦で
「アオリイカパーティー」を10名で開催。
となると最低10杯は欲しいところ。
家族は釣り場の過酷な状況など考えず
夕方には新鮮なアオリイカが到着すると決め込んでいるでしょう。

気合いを入れ直し、気力を振り絞ってキャスト再開。
すると義弟が連続で2杯。そしてようやく私も1杯目を釣り上げ
午前10時で合計4杯。
獲物の少なさに漁港の魚市場を意識し出す。
と、私の足元をひと際大きなアオリイカが横切っていきます。
エギを放り込むと、あっけなくその大物はエギに急接近、抱きつきました。
とても重くて強い引きでしたが無事ランディング成功。
その後私は3杯を仕留めて合計5杯。義弟は合計10杯。

午後1時に釣りを終了、義弟のお父様を家にお送りし、
4杯のアオリイカをお母様にお渡しすると
お礼にと畑で取れたお野菜をいただいき恐縮。
このお母様は鮎の友釣りの名手なのです。
毎年おいしい鮎や自家製の梅干しを頂いています。

帰宅後、溺愛する姪っ子と甥っ子に大イカを見せて自慢するも
可愛い姪っ子は大きな瞳でイカを見つめ、クールに
「大きいのは刺身で食べると美味しくないよ」と。
彼女のアドバイスで私の大物はイカリングに。
新鮮な刺身とイカリングやバター炒めを
美味しそうに食べてくれる家族の笑顔に、今日の苦労が報われました。

恒例となりつつあるアオリイカパーティー。
家族の釣り場状況を無視した期待と炎天下の気温と
アオリイカの警戒心に立ち向かい、義弟と来年も日本海を目指します。

さて。タイトルのブラッディの件。
昨年のアオリイカ釣りで山用ウォーキングシューズで岩場を歩き転倒。
肘を強打し、Tシャツに血痕付着、打撲の痛みはひと月続きました。
義弟の向けるカメラに痛みをこらえ笑顔を向ける私でした。

7005963_1777151532_166large-1.jpg




fishing | コメント:0 | トラックバック:0 |

偉大なるもの 後編「山男は晴れ男?」

アラスカ取材ベース地にしているキーナイ半島には、
美しい起伏に飛んだたくさんのトレイルロードがあります。
最大標高差は約1,000m位でしょうか。
氷河の宝庫であるこの地には、トレイルロードから
大氷河を見下ろせるポイントが幾つもあり、幾度も足を運んでいます。

最大標高差は約1,000mですが、これがなかなか侮れません。
極北地のアラスカは緯度が高く空気も薄く、
登山道の入口には、日本ではもっと高い山で見られるような
高山植物が咲いています。
雪渓も多く、私達は冬用の登山靴で登ります。

bルピナスDSC04521
ルピナス。ラテン語でループス、オオカミを意味する花

T氏のマッキンリー登頂は過酷な状況の連続。
命の危険にさらされた状況もあったそうです。
現地への往復を含めた3週間という限られた滞在時間しかなく、
短時間で出来るだけ早く最終キャンプ地点へ到達する必要があり
空気の薄い極北地の5,000m以上の過酷な環境中で
知らず知らずのうちにオーバーペースになり
屈強な山男達の体力は容赦なく奪われました。
何とか無事に最終キャンプへ到着するも
メンバー全員の体力は尽き果ててしまいました。
すぐ目の前に見えている頂上への
アタック断念を決断したリーダーT氏。
メンバー全員、無念の涙を流したそうです。

翌朝、T氏が目覚めると、あの激しい疲れから回復していました。
メンバー達も疲れが消えていると口々に言います。
今日も晴天。
アタックするかと問うリーダーに
全員が目を輝かせ「行くっ!」と答え、即決。

山頂までは快適な登攀でついに「偉大なる山」の登頂に成功したのです。
数カットの記念撮影の後、すぐに下山。
しかし山の神様はすんなりと彼らを帰してはくれませんでした。

間もなく風向きが変わり急速に天候が悪化。
この山は北極圏近くの緯度にあるため、強烈な風が吹き荒れます。
その強風に何名もの登山家が吹き飛ばされ命を奪われました。

ガスは瞬く間に辺りを覆いつくし視界は一面真っ白。
遭難の恐怖が隊員達を襲います。
冬山などで遭遇するホワイトアウトは
伸ばした自分の腕の先が見えない程だそうです。

見通しの悪い中で無理に下山すれば
切り立った斜面から滑落する危険性があります。
リーダーは先頭のメンバーに、ザイルを2〜30メートル繋いだまま先行させ、
後ろ向きに反復横跳びの要領で足場を探るように指示。
残ったメンバー全員で先頭が足を滑らせたり滑落した場合に備え、
しっかりとザイルを保持、先頭が示した安全な足場を辿り、
少しずつ慎重に降下する作戦を決行。
後続にいたスペイン隊のメンバーも
彼らが示したルートを辿り、全員が無事下山する事が出来たのです。

展示会会場で記念すべき登頂成功の写真を見せてもらいました。
キャラバン社のブランドフラッグを掲げて、
輝く満面の笑みを浮かべる写真に感動しました。

この山を近くで取材し、
迫力のある絵を描きたいところですが、
しかし、やはり、やっぱり、怖い………。

T氏「きむら君だって鍛えれば大丈夫だよ。登れるよ」
私「んな訳ないじゃないですか」
T氏「いや。大丈夫だよ。登れるよ」
私「無理ですって」
T氏「いつか挑戦してみれば」
私「………。」

「行けるんやろか。一緒にやってみる?」と
元山岳部のパートナーに聞いてみたら
「あなたとザイルを繋ぐの?遠慮しとく。まだ生きたいから」
あっさり振られたのでした。

「デナリ」とは偉大なる者の意味。
どなたかザイルを繋いでくださる偉大なる方はいらっしゃいませんか?


alaska | コメント:0 | トラックバック:0 |

偉大なるもの 前編「山男と雨男」

bscWONDER LAKE2007
きむらけい WONDER LAKE -ワンダーレイク- 2007年

先月、ギアを提供していただいているアウトドアメーカー、
キャラバン社の2014年度新商品の展示会へ行ってきました。

半世紀前、日本で最初に山靴を作ったキャラバン社には
多くのアルピニストが在籍しています。
日本アルプスやヒマラヤなどの標高の高い山はもちろん、
単独でロシアカムチャツカの山へ登り、パラグライダーで降下した方。
ヒマラヤやヨーロッパの氷壁にザイルなしでアタックする方など、
ご本人達は自分の好きな事を、自己責任でしているだけと
キャリアを自慢されることはない、奥ゆかしい方達が集う展示会。
招待客も山に「取り憑かれた」方ばかり。
毎年お会いするのがとても楽しみなのです。

T氏もそのお一人で、逞しい大男で、とても気さくな方。
1990年夏期にキャラバン社で編成された
アラスカのデナリ国立公園、標高6,180mのマッキンリー山の
アタック隊のリーダーとして見事登頂に成功されています。
冒険家の植村直己さんが冬期単独登頂成功の後に
行方不明となった山として有名ですね。
T氏は植村さんと親交があったそうです。

北極圏に近い緯度に位置し、悪天候時には
ヒマラヤのエベレストよりも過酷な状況となる山として
多くのアルピニストが恐れ、憧れている神々しい存在。

約100年前に北峰が、3年後に南峰が制覇されました。
地元の炭坑労働者達がアタック隊を組織し北峰に挑戦したのですが
頼りない装備と乏しい食糧で北峰に望んだ彼らの登頂成功の主張は
3年後の南峰制覇の隊員によって北峰に立つフラッグが確認されるまで
周囲の人々になかなか信じてもらえなかったそうです。

マッキンリーはその偉大なる全容を見る事がむずかしく
天候が安定して山に雲がかからない日は、8月では約17%位の確立だそうです。
約220キロ南のアンカレッジ国際空港に着陸する飛行機から綺麗に見られるのですが
雨男の私は、この山の姿を見るのにかれこれ11年かかってしまいました。

2005年8月、パートナーとデナリ国立公園を取材した際
運良く、初めてこの山を麓から見上げる事ができたのです。
マッキンリーから約100キロ南に位置する町タルキートナは
マッキンリー山の登山基地として知られています。
この町のモーテル、「ラティチュード62」の5号室には
植村直己さんが宿泊していました。
予約を入れてみると運良く部屋を押さえることができました。
植村直己さんを尊敬しているパートナーは大喜び。
レストランがあり、料理が最高なのです。
夕食の「ホワイトソース」のビーフシチューと
朝食のパンケーキとオムレツは忘れられない味です。
壁には満面の笑顔の植村さんの写真が飾られています。

デナリ国立公園の取材日。
前日の大雨は早朝に止み、朝から待望の憧れの山が姿を現しました。
標高の高さよりも山全体の大きさに圧倒され、美しさと同時に重圧感を覚えました。
北極圏近くの広大な高原に突然巨大な氷の塊がドカンっと現れたイメージ。
パートナーは「とても怖い山」というセリフを何度もつぶやいていました。
「この山は本来人間が入るべきではない所」だと。

そんな山に入って登頂する人ってどんな方だろう。
とても興味深くT氏のお話を聞かせていただきました。

後編に続く。

alaska | コメント:0 | トラックバック:0 |

わりと怖い、かもしれない話

稲川淳二さんの大阪市鶴見区民センターの公演準備のため、
地元鶴見区の実家に帰宅した時。
母から「あんたが来たら話してあげようと思って、こないだね…」と
いきなりとんでもない体験を聞かされた私。

昼間、母が大好きなホームドラマを一人で観ていると、
主人公が町の路上で立ち話をしているシーンが映る。
その主人公の背後に見覚えのある人物が歩いてくる。
その人は母の幼なじみだった。
エキストラで出演したか、
もしくはロケの際に偶然映ったのかと思った母。

テレビのドラマの中で
ニコニコと笑みを浮かべて歩いて来る懐かしい友人が、
どんどん主人公に近づいて来る。
やがて画面の手前の主人公のすぐ側まで接近。

母は違和感を覚え、画面に見入る。

すると友人はテレビの画面をヌゥーっとすり抜けて来て
顔だけがニコニコと微笑みながら
母に向ってスーっと飛んで来たのだ!!!

あまりの出来事に母が硬直していると、
ニコニコと微笑む友人は、
自分の側でスゥーっと消えた。

テレビを抜けてなんて、リングの貞子に似ている。
笑い顔だけで飛んで来られるのは結構怖いような。

私「………。」
母「一体なんやってんやろ。あれ。」
私「………。」
母「びっくりしたわ。」
私「……。それ、もしかして……。」
母「いや、亡くなってへんよ。」
私「………。」
母「もし亡くなってたら情報が入るから。」
私「………。」
母「ほんまに何やってんやろ。あれ。」
私「一度連絡してあげたら?」
母「いや、あまり親しくなかったし。」
私「その人、お母さんに何か伝えたい事があるんとちゃうの。」
母「いや、そんなんないって」
私「…………。」
母「ないない。大丈夫。大丈夫。」
私「…………………。」

その後、母の言っていた通り、その友人はお元気だった事が判明。
だけどこの話を自分が体験したと想像してみると
怖いと思うのは私だけでしょうか。

10月26日の稲川淳二さんの鶴見公演に参戦する母。
こんな「強敵」を怖がらせる為に、
長時間に渡り怪談をされる稲川さんは大変だなぁと思います。

本職のワイルドライフアートの展覧会で
お世話になる会場でも「出る」所があるのです。
搬入作業は夜間が多く、昼間は大勢の入場者で賑わう会場も
夜になると雰囲気がガラリ、と変わります。

人間の視界は思っている以上に広いものです。
目の端で搬入作業中の私達を見ている
居ないはずの人を捉えてしまう事がしばしばある私。

スタッフの方々が気の毒なので一切口には出しませんが、
たまにこちらが聞いてもいないのに
「ここねぇ、夜になると出るんですよ」と
真顔で教えられるなんて事も。

大勢の人が集まる場所。
いわゆる人気の高い所。

「人気」という文字は「人の気」との意だそうで。
人の気が集まる場所。
そのような場所に「見えない何か」は集まるようです。

実家のにゃんこ、ちびたん。
キミも何か見たことあるのかな?




about me | コメント:0 | トラックバック:0 |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。