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アトリエ通信〜アラスカ野生動物画家きむらけい〜

アラスカ野生動物画家きむらけいの日々徒然

友人からの贈り物 その1

厳しい寒さの冬のアラスカ。
日照時間の短さから「冬季うつ病」の症状が出てしまう方もいます。
フィッシングロッジなどもほとんどが9月に閉められ
観光客相手の仕事も少なくなるため、他州に別の仕事と住居を持ち
冬にはアラスカを留守にしている場合も。
定住している方にとっては
冬は友人達が他の州へ行ってしまう、さみしい季節でもあるのです。

キーナイリバーのフィッシングガイドR氏。
出身のコロラド州とは比べ物にならない冬の厳しさの中、
心を癒してくれたのが「オーロラ」でした。
オーロラが出始めると分厚い寝袋を持って屋外へ。
カルフォルニア出身の奥様と仰向けに寝転んで
寝袋に入ったまま観賞するそうです。

元キーナイのギャラリーオーナーの友人からは
5年程前に流星群が来た際に偶然オーロラが発生し、
流星群とオーロラの美しい共演を観測したというお話も聞きました。

オーロラツアーのメッカ、
オーロラベルトの真下に位置するフェアバンクスより
約400キロ南のアンカレッジや、500キロ南のキーナイ半島でも
夜が戻って来る8月後半から美しいオーロラが現れます。

私やパートナーも9月のキーナイで美しいグリーン色のオーロラと、
8月のアンカレッジで珍しい赤色のタイプのオーロラを観測しています。
(オーロラは通年発生しているのですが緯度が高いと白夜となり、
明るさに邪魔されて見えないだけなのです。)
ただ、これらの地域では緯度が低過ぎて安定した高い発生率は望めず
オーロラ観測ツアーは成立できないのです。

他州出身ではないキーナイ在住の方は
たまたま夜中に起きていて偶然出ていたのを目にするぐらいだとか。
あえて眠い目をこすってオーロラが現れるまでワクワクしながら待つ事も
あたたかい飲物やお酒で乾杯しながら観賞をする習慣もほとんどないのです。

フェアバンクスのオーロラツアーに来るのは日本人が多いそうです。
美しい自然現象や絶景を見てみたいと熱望するのは
古くより四季の自然を慈しみ、生活の中に取り込んで来た
日本人の美意識が反映された素敵な感覚だと思います。



実はオーロラを観測するまでに8年を費やしました。

オーロラ観賞の妨げになるのは「睡魔」と「天候(雲りや雨・雪)」です。
昼間にめいいっぱい動き回り、野生動物の取材や釣りをしていると
疲労困憊でとても起きてはいられません。
次の朝も早起きして出かけなければいけないですし、
何より雨男ですからね。

私とパートナーの初めてのオーロラ体験。
それには心温まる、とてもとても不思議な物語がありました。

次回へ続く。

bscFRIENDS友
きむらけい FRIENDS -友- 2000年



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あめおとこのずるやすみ

9807びっくりカモシカ

自然の中での遊びは天候に左右されるもの。
フライフィッシングを趣味とする私は、強力な雨男。
天候にはいつも泣かされます。

20年以上前の独身時代。
当時はデザイン事務所の雇われディレクターでした。

月曜日から頭の中で週末の釣りをシュミレーション。
適当に〈(注)無難に〉仕事を流し、ようやく迎える金曜日。
そしてそれを見透かすようにやってくる低気圧。
通気性の優れた機能性の高いレインギアを持っているので
多少の雨を気にする必要がありませんが
記録的な大雨や台風は川が増水し、危険なので中止です。
毎週末連続で雨天になると、さすがにイライラ。
雨の日は釣果がよくないのです。

そんな時、同じ趣味を持つ仲間と平日に一杯やると、
反社会的な行動が発生。

悪友「ここんところずっーーーーーと雨やね」
自分「狙い済ました様に週末やね」
悪友「平日に行けたら良いのにね」
自分「ほんまにね、はあああ(タメイキ大)」
悪友「明日やったらめっちゃ晴天で気持良いでぇ」
自分「行きたいよねぇぇぇぇぇぇ」
悪友「俺、明日暇やねん、いひひ」
自分「お、俺も行けん事ないかも」
悪友「平日は他に釣り人もおれへんしなぁ!」
自分「じゃ爆釣やなぁ!!」
二人「がははははははははは!!!!!!!」

そうと決まれば飲み屋を飛び出し、超特急で釣りの準備。
5〜6時間眠って早朝に悪友を車でひろい出発です。
ちなみに私はカラダがアルコールを受け付けないので
飲み屋ではもっぱらジュースかウーロン茶を愛飲。

朝の8時。
晴天の、美しい、誰もいない、河原へ。
いやっほーーーーー!

問題は会社への取り繕い。
遊魚料を支払う為に立ち寄った漁協のご主人に
事情を話し協力(共犯?)を仰ぐ。
「ずる休みで来たから会社に電話して仮病を使って休む事にしたい」
漁協のご主人大爆笑!
電話をお借りして会社に連絡。当時は携帯はあまり普及していませんでした。
自分「ずっずびません…2〜3日前からあった微熱が悪化して…げほげほ。
今日はどうしても起き上がれそうに…げほげほ。
とにかく早急に…早急に治しますので、えほえほっ。今日は…休ませて下さい」
会社「了解です。お大事に」

渓流釣りで憧れの「尺モノ」を初めて釣り上げたのがこの日でした。

早朝から夕方までみっちり釣りをして、ロングドライブで帰宅した為、
翌日出社すると、顔がムクんで肌が荒れ、
疲れ切った姿が病み上がりに見えたようで、
同僚に「無理をしないで」と優しいお言葉を頂戴した次第。

と こ ろ が。
しっぺ返しが我が身に降り掛かるのです。

独身時代アラスカで初挑戦したシルバーサーモン釣りは
ものすごい大雨で大苦戦し危うくボウズ。
婚約期間中に単身アラスカへ行き
日本人釣り師5名で乗り込んだスティールヘッド釣りなどは
嵐が到来しロッジに連日監禁となりボウズ。
(ボウズ:釣り師用語で魚が釣れないこと)

私の仕事仲間にも若い頃に同じ経験を持つ人が。

彼は家族に出張と偽って釣りに行くにあたり、
仕事内容も打ち合わせの担当者名も綿密に偽装工作。
片道6時間行程の距離を日帰りにする強行計画を立てたのです。

快調に釣りを楽しんでいた彼ですが、晴天のはずが大雨に。
川が一気に増水、引き返せなくなって立ち往生しました。
川の中を歩けば早く戻れるのですが、このルートはもう使えません。
夜の11時には帰宅しないと家族に心配されてしまいます。
急斜面の山を数時間薮漕ぎしながら峠を越えて、
下流の林道においた車に戻る事にしました。
約500メートルの標高の山を這うように登り
途中方向を失って元の場所に戻ってしまったりと遭難寸前。
疲労困憊で倒れ、途中意識を失いながらも無事車に戻り、
深夜に満身創痍の状態で帰宅したらしいのです。

釣りのカミサマはみていた?

善良なる皆さん。
けっしてけっしてけっして真似はなさらないでくださいね。

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オオカミ達の夜&「THE DRUMS」ライブお知らせ

11/3(日)は久しぶりの休日。
インテックス大阪の
MAN WITH A MISSION「Wake Myself Again TOUR 2013」に
パートナーと参戦。
多忙な日々の連続の中、溜まりに溜まったストレスを
一滴残らず吐き出して、暴れるだけ暴れて楽しんできました。

MAN WITH A MISSIONは5頭のオオカミで結成された
世界でも類を見ないロックバンド。
頭はオオカミ、体は人間の究極の生命体なのです。

インディーズ時代に早期にファンとなったパートナー。
彼女と釣りに行く際、車内で聞かせてくれたのが
彼らとの初めての出逢い。
後で歌っているのがオオカミだと知り、とても驚き
すっかり彼らの虜になってしまったのです。

そして彼らの「姿」にもぞっこん惚れ込んでいます。

私はアラスカ野生動物画家としてオオカミの絵を描いています。
仕事柄オオカミの特徴をつかむため、
動物園での観察時間もかなり積んでいます。
アラスカ取材では何度か野生の個体にも出会っています。

ライブ会場で女性ファンがMAN WITH A MISSIONを
「可愛くて、カッコイイ」と言っているのをよく聞きます。
この表現は私のオオカミ感そのもの。
そう、野生のオオカミも「可愛くて、カッコイイ」のです。

このオオカミバンドには「可愛くて、カッコイイ」要素が
しっかりぎっしり詰まっています。
オオカミ好きの人達にはこのバンドはたまらない存在なのです。

しかし。
メンバーのうち1頭だけ、
どうした事か下あごがシャクレているヤツがいる。
それがどういう訳だかたまらなく可愛く思えるし
やはりまぎれも無くオオカミらしい顔をしているのです。
私はこのギター&ボーカル&ラップを担当している
シャクレているヤツが大好きなのです。

来年のツアーもパートナーにチケットを取ってもらって
生態研究の為?に必ず彼らに会いに行こうと思います。

ライブというのは一つの「芸術作品」ですね。
演奏側と聴き手側の特別な空間でのみ作り上げられる、一夜限りの。

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ここで一つライブのご案内を。
北川勢さんという私の友人がドラマー32人の仲間を集めて
ドラムによるライブイベント「THE DRUMS」を2年前から行っています。
ライブ会場で円形にドラム32台を組み
中央に来場者400名が入り観賞、映像などに合わせ演奏される
3Dパフォーマンスライブです。

私の地元大阪の「大阪市立鶴見区民センター」にて
11月15日(金)〜17日(月)の3日間の開催をお願いしました。

「THE DRUMS」の圧倒的なパフォーマンス、
素晴らしい演奏と迫力に圧倒されてスカっとしますよ。
去年の映像がアップされています。
THE DRUMS 2012

イベント内容など詳しくはこちらをご覧下さいませ。
フックジョーデザイン研究所 企画イベント開催お知らせ
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

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