FC2ブログ

アトリエ通信〜アラスカ野生動物画家きむらけい〜

アラスカ野生動物画家きむらけいの日々徒然

ジオアートワークスWILDLIFE ART企画展開催



ワイルドライフアート作家集団ジオアートワークスの展覧会のお知らせです。

よこはま動物園ズーラシアでは「ころこロッジ」にて2010年に初開催、
2度目となる今回は「アマゾンセンター」で展示します。
京都大学野生動物研究センター主催のイベント
「動物園大学4 in 横浜」との共同開催です。

リハビリ中の小池氏が復帰参加。
規模は小さいですが久しぶりのフルメンバーでの展示です。

ジオアートワークスWILDLIFE ART企画展
動物園大学 ワイルドライフアート企画展2014


開催期間:2014年3月16日(日)〜31日(月)
会  場:よこはま動物園ズーラシア
     アマゾンセンター
     〒241-0001 横浜市旭区上白根町1175-1
     TEL045-959-1000
開園時間:9:30〜16:30(入園は16:00まで)
休園日:毎週火曜日
入園料(個人/団体:20名以上)
大 人 : 600円/480円、高校生 : 300円/240円
小中学生 : 200円/160円、小学生未満 : 無 料
全額免除:身体障害者手帳、療育手帳(愛の手帳)、
精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその介護者 (被介護者1人につき2人まで)
65歳以上の介護を必要とする方とその介護者(被介護者1人につき2人まで)
毎週土曜日の小・中・高校生の入園(要学生証)
他詳細はズーラシアHPにて


グッズ売上の一部を東日本大震災の義援金と野生動物の保護活動として
日本赤十字社、日本動物園水族館協会、WWFジャパンの3箇所に寄付します。
(グッズ販売は作家在園時のみとなります。)

私は3/16のオープニングにパートナーと会場入りします。
皆様のお越しを作家一同心よりお待ち申し上げております。


お得情報!
京都大学野生動物研究センター主催の
ず〜じゃん。「動物園大学4 in 横浜」の
3月16日(日)一日限定イベントに参加申し込みすると
先着300名様まで入園無料!
当日9:15開場・受付開始
正門の専用受付にて受付(※事前申し込みなし)
イベントへの参加無料・予約不要


geoartworks | コメント:2 | トラックバック:0 |

展覧会終了

北海道の千歳サケのふるさと館での
ジオアートワークスの企画展は、8月25日(日)無事会期終了となりました。
最終日の狼林のワークショップには天候が悪かったにもかかわらず
たくさんの方々にお越しいただきました。
会場にお越しいただいた方々、ワークショップにご参加いただいた方々、
応援をしてくださった方々、千歳サケのふるさと館の方々、
皆様に作家一同心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

ワイルドライフアート作家集団、
ジオアートワークスの活動は7年目となりました。
これまで千歳サケのふるさと館様をはじめ、
多くの方々からあたたかいご支援をいただいてきました。
また招待作家の方も参加してくださることで
より様々な作風の作品をお楽しみいただけるようになりました。

自然界は調査すればするほど奥が深く、
日々新たな発見があって、とても興味深いものいです。
自分達の作品を通じ、皆様に大自然の素晴らしさを
より深く、より美しく、より面白くお伝えできるように
今まで以上に野生動物の研究機関との連携を強め、
作品作りに生かして行きます。

またどこかの会場で皆様とお会い出来ますように。


blogPLAY 遊戯2013

きむらけい PLAY-遊戯- 2013年

geoartworks | コメント:0 | トラックバック:0 |

千歳サケのふるさと館にて狼林氏の絵画教室開催&取材日記

私の仕事仲間、ワイルドライフアート作家集団のジオアートワークスに
野生動物を描く「狼林(ろうりん)」という日本人作家がいます。
我が国のワイルドライフアートの草分け的な存在で、
博物画をはじめ様々なジャンルで活躍しています。
世界中の野生動物を描いていますが、
メインテーマは日本の深山渓谷の大自然。
岩魚をこよなく愛する釣り師でもあります。

今週末8月25日(日)、北海道千歳市の水族館「千歳サケのふるさと館」で
開催中のジオアートワークスのワイルドライフアート展最終日となるこの日、
狼林が担当する絵画教室「幻の魚・イトウ」を描くワークショップを開催します。
とても面白くて楽しい先生ですので、ハッピーな時間が過ごせる事と思います。
皆様ぜひご参加下さい。詳しくは下記HPをご覧下さい。
狼林絵画教室ご案内

ここからは取材日記、
「狼林チームの深山渓谷の野生動物調査取材」

今年7月に狼林氏の同行者2名、私とパートナー2名の総勢5名のパーティーで
山奥の取材に同行した時のエピソードを。
近年、開発が進み、たくさんの自然が失われた感がありますが、
今回の取材では、日本にはまだまだ多くの大自然が残されていることを知りました。

ssIMGP1754.jpg

同行した調査地は環境維持の観点から明記いたしませんが
山奥の林道終点に車を停め、長時間50リットル以上のザックを背に登ります。
汗だくになり、体力が尽きかけたところで、美しい源流が姿を見せました。
早速ベースキャンプを設営。
荷物の軽量化のため、
オーストラリアのブランド「SEA TO SUMMIT(シー・トゥ・サミット)」※の
超小型最軽量のテント「スペシャリスト デュオ」を用意してきました。
収納時の寸法が30cm×14cm、大人2人用が重量846gという信じ難い軽量性。
真夏とはいうものの、雪国の山奥の幕営。
夜間の冷え込みについて少し不安を持っていましたが、快適に過ごせました。
ベースキャンプが整った所でビールで祝杯をあげ、
すぐに各自釣り竿を手に、数時間だけ岩魚に挨拶にでかけました。
夕食のあとは焚き火を囲んで歓談し、テントに戻って爆睡。

ssIMGP1719.jpg

翌朝4時に、けたたましい爆竹の音で起こされました。
この辺りは熊の生息地。明け方に河原に水を飲みにくる習性があるので
衝突を避ける為の措置です。でも心臓にはあまりよくない目覚めですね。
ストーブでお湯を沸かしコーヒーをいれてドーナツを頬張り、
いよいよ野生動物調査の開始。

アタックザックに食糧や雨具、取材カメラ等を詰め、
ベースから薮漕ぎで3時間以上歩く原生林が調査地。
実はこのルートは廃道となった鉱山の人夫さんの山道だそうで、
半世紀以上前に車止めから約10時間入った山奥で
共同生活をする人達がいたことに驚かされます。
どこから見ても原生林の状態に戻った旧山道の途中に、
言われてみればたしかに人間の痕跡が。
沢を渡る朽ちかけた手製の橋、作業小屋跡地などに至ってはすでに建物はなく、
周辺は生い茂る草木に飲み込まれ、ほんのわずかに基礎部分が残るのみ。
装備や道具も充分ではなかった当時、こんなに山奥に入って仕事をするとは、
いったいどれほどの苦労があったのだろう。
人間の底知れぬ体力と強靭な忍耐力と精神力に
深い感動を覚えずにはいられませんでした。

同時に、かつて人間が開拓した場所を植物達が飲み込み
もとにの姿に戻そうとする大自然の再生力にも、畏敬の念を持ちました。

ふと目をやると小屋の近くに、ピンク色のユリ科の美しい花が一輪。
思わずアニメ映画「あらしのよるに」の
「あっ、ここに、すっごい奇麗な花がさいているっ」のセリフが出てしまう。
この花を狼林氏に描いてもらおうと企み写真に収めておきました。

ssIMGP1732.jpg

狼林氏は源流部に生息する固有種の源流岩魚の保護と、調査中の食糧確保の目的で
調査地の沢の最源流部に下流域で釣り上げた岩魚を放流しています。
岩魚は生息する水系ごとにその姿が違い、異なった水系の岩魚と交雑しないようにしているのです。
これはかつて東北地方で活躍した熊撃ちの猟師集団「マタギ」の「移し岩魚」と呼ばれる手法。
山間部で容易に食糧を確保する為の先人の知恵ですね。

岩魚と沢筋に生えるクレソンやワサビの葉を夕食用に調達。
岩魚は刺身やお寿司、塩焼きや鍋物に、山菜は炒めてパスタの具に活用します。
この3日間の夕食は自然からの贈り物、最高の贅沢でした。

そして今回の調査ではオコジョに関して生物学の定説に反する
驚くべき貴重な発見がありました。
これについては今後の更なる調査が必要ですが、
いつの日か狼林氏を通じて皆様に発表出来たらと思います。

また来年もこの場所に行くつもりです。

ssIMGP1758.jpg



※「SEA TO SUMMIT(シー・トゥ・サミット)」の軽量小型テントは充分な機能性を発揮。
短時間で設営出来ますが、軽量性を求めた設計のためにフライシートがなく、
支柱を差し込んでも完全には自立しないウィークポイントがあります。
しかしコーナーに付いているコードにペグを打ち込むか石にくくれば簡単に自立しました。
心配した保温性は充分で、夜間の結露もほとんど問題なし。
驚いた事に大人2人(身長170cm)が足を伸ばしても
頭と足元に着替えやザックを置けるスペースがありました。
アウトドア用品の軽量化開発は目覚ましい進化を遂げているようです。

geoartworks | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<前のページ| ホーム |